2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Suggested best practice for submissions of technical economic analysis from parties to the Competition Commission

英国のCompetition Comission("CC")から、2009年2月24日付けで経済学的分析提出に際してのベスト・プラクティスのガイドラインが公表されました(プレス・リリース、PDF)。わが国でも最近は企業結合の場面を中心に統計学・経済学的分析が用いられることが多く…

政府と市場の微妙な関係〜株式買取構想について

公的資金で株式買い取り 政府、株価対策を検討 (2/25/09 NIKKEI NET) 政府は24日、下落傾向が続く株式相場の下支えに向け追加対策の検討に入った。銀行等保有株式取得機構の購入対象資産を拡大し、政府保証付きの公的資金で市場から直接、株式などを買い上げ…

ライツ・プラン発動の初事例

アウトプット(ブログ)を意識することの効用の一つは、インプットの意識も高まるところにあると思うのですが、改めて留学時代に収集していたブログ等を整理しているうちに、アメリカでライツ・プランについて歴史的な動きがあることを知りました。ライツ・プ…

NRGの抵抗とempty voting?

NRG Blasts Exelon Bid as Deadline Approaches (New York Times 2/18/09)株式対価の買収提案に対して、対象会社の取締役会が株主に対して公開買付けに応募しないよう働きかけるということ自体は珍しい話ではないものの、興味深い点をいくつか抜粋 Even so, …

日本のクレジット・デリバティブ市場の不思議(続き)

誰が「保険」を売る/買うんだろう? 前回は、日本のクレジット・デリバティブ市場は金融危機前からどこかいびつなところがあったんではないかという話をしたんですが、どうして、そんなことを思ったかというと、CDSの典型的な使われ方にあります。CDSの典型的…

米国企業結合規制強化の動き?

Merger Scrutinity Expects to Rise (New York Times 2/17/09)内容的には何というか余り見るべきことはなし。Summersがchief economic advisorに復帰したからbeahavioral economicsが席捲するといった下りとか、正直??が飛びますが、Skaddenの弁護士が書い…

isologueを見てお越しの方へ

MIS

こっそりとリハビリがてら少しずつやっていくつもりのはずが、isologueでご紹介頂いたおかげで、一夜にしてカウンターが4桁に・・・ということで、随分多くの方にお越し頂いたようで恐縮です。数年前米国滞在中にふぉーりん・あとにーの憂鬱というブログをやっ…

今年の新人セミナーの問題

M&A

うちの職場では新人さんが入ると、新人セミナーなるものを1か月半ぐらい短期集中でやるんですが、ここ2,3年は敵対的買収を私が担当しています。 既に蓄積があるので、前にやった奴を使い回せばいいやとも思うのですが、情報のアップデートを入れ込むことを考…

日本のクレジット・デリバティブ市場の不思議

今日はとある研究会でBNPパリバのクレジット調査部チーフクレジットアナリストの中空さんのお話しを聞く機会がありました。早わかりサブプライム不況 「100年に一度」の金融危機の構造と実相 (朝日新書)作者: 中空麻奈出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: …